春の旬もの と 春の農作業

三寒四温の時期も過ぎ、暖かい日が続くようになりました。樹々がやわらかい芽を出す時期なので、萌黄色の季節と呼ばれているようです。自分はこの、春の終わりの穏やかな日々が大好きです。

さて、先月から今月にかけて、今しか頂けない旬のものをおすそ分けしてもらいました。それを手早く料理し、美味しく頂いています。今回はその美味しいものを紹介します。

山菜の コシアブラ

里山で採れたコシアブラ

コシアブラは天ぷらで食べるのが美味しいと教わりました。そこで、片栗粉と溶き卵で天ぷらにすることにしました。サッと洗って水気を切り、袋に片栗粉と一緒に入れ、振り混ぜます。片栗粉のついたコシアブラを溶き卵にくぐらせてから油で揚げていただきます。

頂くときは、自家製の山椒塩を付けていただきます。

菜花のおひたし

先日のブログで紹介しましたが、畑で白菜のとう立ちしたものをおひたしにしていただきました。

こちらは、軽く塩ゆでしただけです。アクの少ない、甘みのある菜花でいくらでも食べられます。

フキと鶏むね肉の炒め煮

ご近所さんがフキが採れたよ、と持ってきてくださいました。
このフキの香りをかぐと、『あ~春が来た!』と感じます。
フキは、葉を落として茎を料理に使います。まずは、お湯を沸騰させた鍋へ入れ、もう一度沸いたらそのまま冷まします。

それからスジ取りをします。そうすると、スジ取りしても指先がアクで黒くなったりしません。

フキを湯がいている間に、鶏のむね肉は、すりおろしたショウガを揉みこんでおきます。フライパンに多めの油を入れて中火であたためます。その火加減のまま、鶏肉を加えてゆっくりと熱を通します。それからスジ取りをし終えたフキを加え、味付けに酒:みりん:醤油を1:1:1の割合で加えます。しばらく弱火で炒め煮にします。

味がしみたら出来上がりです。皿に盛る時には、庭に生えている山椒の葉を添えて、香りを楽しみながら美味しく頂きます。

そのほかに、もう少し早い時期には フキのとうを使ってフキ味噌を作り、美味しく頂きました。 
→ フキ味噌を作るプロセスは こちら

春の交配作業 ①梨

自分の暮らしている呉羽地域は、梨を育てている農家さんが多いです。ご家族で作業していることが多く、友人のお宅もそうです。自分も時間が合うときは、手伝いに行きます。

梨の花は白くて、この時期は白いじゅうたんを敷き詰めたような景色が広がります。呉羽山から眺めると美しいんですが、作業を急ぐ私たちは、いつも下から花を眺めています。

春の交配作業 ②桃

呉羽地域の中で、高木地区だけにあるのが桃の畑。4町ほどしかない小さな畑です。
小さいとはいえ、素人の自分を含めて最大で10人程度しか作業できる人がいません。果樹園での作業は、手先を使う細かい作業が多く、上ばかり見上げることが多いので首や肩がパンパンに張ります。
この時期の交配作業は2人で行います。

桃の花は甘くて良い香りがします。この交配作業は花見を兼ねた楽しいもので、自分にとっては癒しの時間になっています。

大麦の防除作業(ドローン作業)

この時期、大麦の防除作業があります。私はドローンオペレーターとして、作業に参加します。この防除作業の後、ひと月もすると麦秋とよばれる黄金色の麦畑になります。穂が出てきて収穫までの間、害虫や菌にやられてしまわないように、しっかりと防除作業します。

世界はいまだ暗いニュースが飛び交い、戦闘で尊い命や人々の暮らしが奪われています。気持ちが晴れず、心が痛んで悲しい日々です。

時々、呉羽山の山頂にある豊栄神社にお参りに行きます。私にできることを懸命に、最善を尽くそうと心に決めています。頭を抱えながらでも、胸を搔きむしりながらでも、何が何でも平和への祈りが届くことを願っています。毎日を前向きに、それぞれの作業に集中しコツコツと進めていこうと思います。

最善を尽くせるように、旬のものを手早く料理して、美味しく頂きます。そして、よく働き、ぐっすり眠って、新しい朝を迎えていくつもりです。

皆さま、どうかどうか 気を抜かず ご安全に ご自愛なさってくださいね。

青い大麦は美しいです

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