暮らしの手仕事

夏も終わりでしょうか。まだまだ暑いですが、立秋を過ぎ、朝晩は涼しい風が心地よくなってきました。

梅雨明けから農作業が忙しくなり、なかなかブログを更新できませんでしたが、ここにきて、少し農作業にも余裕が出てきました。また今月下旬からは稲刈り作業が始まります。それまでに梅雨明けからここまでの暮らしの手仕事をまとめてみようと思います。

まずは毎年作っている梅干しから

『着物からマーガレットと口金付きBAG』https://ichi5ichie.net/151e_item20210704/

　にて塩漬けまではご紹介しています。それから梅雨の間じっくりと冷暗所でねかせながら、梅雨明けからシソ漬けと天日干しの作業をしました。天日干しは夏の土用（今年は7/19～8/6）の間、ずっと晴れ間がありそうなときに行います。

畑に繁ったシソを摘み水洗いします。
よく水を切ります。
梅酢があがってきた白梅漬けです。この梅酢を使います。
シソに必要な量の半分の塩を振り、塩もみしていきます。
１０キロ分のシソで必要な量と思う塩です。
ザルいっぱいだったシソも揉むと水分が抜けていきます。
画像のようなアクを４～５回絞っていきます。
揉んでアク抜きしたシソをボールにあけます。
梅酢を数カップ分ボールに入れ、梅酢に色を付けます。
梅酢にシソの色が移りました。
梅の便にシソを広げながら入れ、梅酢を回しかけて、ラップなどで蓋をし、瓶のふたもしっかり閉めます。
三日三晩天日干しします。はじめの二日は日中のみ、三日目は一晩中干して夜露にも当てます。
はじめの二日は夜瓶に戻すので、しっかりシソの色も梅に移ります。少し友人におすそ分けします。

次に今年は自家製みそ作りにトライしてみました。味噌つくりは時間と手間のかかる手仕事でした。始まりは寒い冬の間、仕上げはこの梅雨明けです。

まずは仕込みの様子です。始まりは一番寒い１月の終わりです。

この地域で育てている大豆を使います。
濁りがなくなるまで米とぎをするように洗います。
濁りがなくなったら３倍くらいの水に一晩漬けます。
次の日、浮いてきている豆があれば取り除きます。

次に仕込みをしました。２月に入った時に行いました。

漬けておいた大豆は水分を吸って大きくなっています。
水を入れ替えて大鍋で大豆を柔らかくなるまで煮ます。
米麹に塩を混ぜ込んでおきます。
煮た豆をつぶすのに、これを使ってみました。
はじめはマッシャー、次にあわ立て器を使いました。
滑らかになった大豆です。
新鮮な水と大豆の煮汁を用意しておきます。
滑らかに潰した大豆を米麴と合わせていきます。
用意しておいた水と煮汁を一緒に混ぜながら豆と米麹をなじませていきます。本当はゴム手袋をしたほうがよいのですが、私はラテックスアレルギーなので、手を消毒して素手で混ぜ込んでいきます。
米麹とよく混ぜ合わせていきます。
混ざったら容器の片方に寄せます。
空いた部分に味噌玉を作っていきます
樽にビニール袋をかぶせておき、作った味噌玉は樽の壁に投げつけるように入れていき、味噌玉と樽に空気が入らないようにしていきます。
味噌玉がすべて入ったら、上の表面を滑らかにします。
その表面に塩を振ります。特に際は多めにふります。
その表面にラップで蓋をします。
ビニール袋の口をしっかり閉め、紐で縛ります。
その上に重し用の蓋をのせます。
重し用の蓋の上に塩を１キロのせます。
樽に蓋をして冷暗所で梅雨明けまでじっとねかせます。