5月は農作業が忙しく、ブログが更新できませんでした。6月に入ってからもバタバタとしていて、もう中旬ですね。富山はまとまった雨が降ってくれず、農作業に支障はありませんでしたが、作物たちは水不足気味でした。農作業のほかに、水やり作業もあり、なかなか落ち着いていられませんでした。
今回のブログは、駆け足でこのひと月半を振り返ってみたいと思います。
まずは『ふる本さんぽ』から。先日、捨てられていた本が私の目に留まり、そのままにしておけずについ手に取ってしまったある本をご紹介します。
『こどもの世界文学17 《ドイツ編・3》 スケートをはいた馬』
このケストナー作の本が資源ごみに入っていたのです。外から見たらきれいな本なのに・・・と手に取ってしまった私。本を開いて驚きました。17ページ以降が真っ白なのです。納得はしましたが、なぜかページを繰ってしまいました。職業柄ですね。すると、このご家庭の皆さんは、この本を違うことに活用してらしたのです。以下、画像で載せます。
そのお宅には、この本はもう不要かもしれませんが、私はつい拾ってしまいました。まだまだある白いページを埋めたくなったのです。空いたページをどんな風に埋めていくか、どんな色に染めていこうか、ワクワクしています。
次に着物のアップサイクルについて書きます。農作業の合間に進めてきましたが、まだ解いて手押し洗い・陰干しが済んだところです。お客様には、申し訳ないですが、もうしばらくお待ち願います。
さて、半農半Xの暮らしをコツコツと続けていきたい『苺いち絵』の店主は、この5~6月は農作業する日が続きます。まずは、4月の終わりに育苗ハウスの画像を載せていたので、稲の作業から書きますね。
雪で真っ白だった大麦畑は、6月上旬が刈取りの時期です。こちらもお天気に恵まれて無事終わりました。
さて、このほかに、3月下旬から今の6月まで、果樹もお世話があります。
1つ目は梨。呉羽地域は梨が特産ですが、今年は花が咲くのが早すぎて(2-3月に気温が高くなったため)、その直後霜(しも)が降り、実がなりにくくなってしまいました。実があっても霰(あられ)や雹(ひょう)の傷痕がついてしまっている状況です。農家の皆さんは去年に続いての減収だと頭を抱えてらっしゃいます。
そんな中、元市長さんが「えくぼなし」という名前を4日付けで特許庁へ商標登録出願をしました。生産者に商標を自由に使ってもらおうということです。そんな支援もあるんですね。
自宅近くの営農では、桃を栽培しています。収量は少ないですが、地元の皆さんには喜んでいただけているようです。こちらも交配後、摘果、袋掛け作業をしています。
農作業の合間に、自宅用の菜園やハーブのお世話もしています。特に5月上旬は、春野菜(スナップエンドウやふき、キャベツなど)の収穫や夏野菜(トマト、なす、きゅうり、葉野菜)の苗移植があります。6月は玉ねぎ、じゃがいもの収穫、大豆の播種、冬ねぎの移植などなど、作業は続きます。今回は、ハーブの画像だけをアップします。
以上、思いついて画像に残した作業などをアップしてみました。5月は輝きの季節、といいますが、本当にそう思います。植物たちが、寒い冬から目覚めて春を感じ、ぐんぐん成長する様子は、見ていて、触れていて、元気をもらえます。夕暮れも美しいな、と思う日が多かったです。時間によって色味も全く違って、ここで暮らせる幸せを感じています。