③ フィジカルアートの良さを再発見
デジタルアートの便利さ、快適さを知ったからこそ、フィジカルアートの素晴らしさを再認識できたように思います。
フィジカルアートは、デジタルのように「アンドゥ」できません。
一度筆を置いたら、後戻りはできないのです。
使える色の数も限られていますし、模写をするにも、デジタルのように写真に重ねてなぞる…といったことはできません。
でも、だからこそ、生まれるものがある。
ひと筆ひと筆に集中し、全身全霊を込めて作品と向き合う。
心地よい緊張感の中で、自分自身の内面と深く対話する時間。
デジタルでは決して味わうことのできない、格別な時間です。
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そして、フィジカルならではの、五感を刺激する魅力も忘れてはいけません。
画材によって異なる、独特の香りや質感。
筆がキャンバスを滑る音、紙にインクが染み渡る感触。
それらは、デジタルでは決して再現できない、リアルな感動を与えてくれます。
作品として完成させることだけを目標にするのではなく、創作活動そのものを心から楽しむ。
フィジカルアートの世界に足を踏み入れたことで、私は表現者としての原点に立ち返ることができたように思います。
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